ルイ√の裏波くんがMVPだった件

ルイ（ｃｖ:浪川大輔）

秘密の退廃の騎士

• 彼は死を望み、彼女は愛を望んだ -

ルートテーマ『呪縛』

年齢：２２歳
南国カンパニュールの騎士。
妾腹の王子として自由気ままに生きてきた。
「理想の王子様」を具現化したような青年だが、
表面からは伺えない深い倦怠感に溺れている節が…

初見は｢髪のうねりお前すげえな!!｣って印象と、
品のある見た目で王子様のような立ち振る舞い
それでより際立ったような冷たい瞳が気になる！！！って思いながら√をやりましたが想像以上だった。

この人はずっとレンドフルールという物語の舞台上で限りなく“観客側”(第3者目線)の男だったんですよね。舞台上で無理やり踊らされるレーヌという役を押し付けられたヴィオレットさんを解放してあげたいと彼なりの同情があった。※だとしても騙されやすいよって言って彼女のファーストキスを奪うのはどうかと思うよ。

そんな彼の√では生い立ちなどがわかるんですが、予想の範疇を超えてて｢えっ？｣ってテキスト見返しました。そりゃそんな軽薄そうなるわ(失礼)また、この作品の面白いところは四蝶と騎士がリンクしてるんですよ…。ルイの時は裏波くんだったんだが、いや初見推しぃぃぃｯｯｯ!!って頭を抱える始末。

裏波くんとルイは｢諦めてる｣んですよ。
ん？何をって未プレイの人がこれ見て思ったら
やれとしか言えない……。

裏波くんはオルフェの蝶である浅葱ちゃんに
恋をしているわけですが、相手にされません。
そんな彼が何故浅葱ちゃんが好きなのかが
分かるのがルイ√なんですよ…！！裏波くんは
｢諦めてる｣だが、彼女は諦めない。
だから彼女が好きだと話す裏波くんに愛情が
沼底く重い彼の姿を見て辛すぎて吐き気がした。

よく、相反するものは真逆だから惹かれ合う
みたいな言葉があるんですけど、まさにそうなんですよ。そして裏波くんは想いをきちんと伝える気はないんですよ！？？！だからあくまで一方通行。
交わることはまず無い。地獄なのか…？？私はそのシナリオを見て、萎んだ風船状態になりました。

彼は浅葱ちゃんを深く深く愛情を育てていてもその愛情はひた隠しにしてるなんて考えたら2人が会話していることがどれだけ裏波くんには幸せであってどれだけ地獄なのだろうと考えてしまう。彼は諦めた世界で生きているんですよ、そう考えると地獄なんですが、浅葱ちゃんが居ることで光を見つけたというので、裏波くんの世界はアンバランスなんですよね。例えるなら世界はモノクロな筈だけど浅葱ちゃんだけは唯一光に満ち溢れて鮮明な色に彩られているんだと思います。

だから本当にそれを踏まえてルイの忠誠BADである｢甘き忠誠｣を見てみると、彼の独白であり確かな告白であったのがｳｯ……と胸を締め付けられるので私の心臓はレンドに雑巾みたいに毎度毎度絞られます。ものすごく痛いからやめて欲しい。

ルイは愛情√のとあるスチルが歓喜でした。スタンディングオベーションをしてしまうぐらいの素晴らしい”泣き顔”でした！！とりあえず私はルイ√の裏波くんを全人類に見てもらいとそれが私の告白です！！！！！！！！！！！